オレの秘密の七日間2 サンプル2
辺りが暗闇の覆われ始める頃、二人は街道沿いの宿場町に到着した。
同じ街道沿いの町だが、小ぢんまりとしている。
温泉などと名物もないことから、本当に旅の通過点として休息をとる者が殆どで、どこか殺伐としていた。
二人は定食屋で食事をとり、宿屋の看板の掛かった店で身を落ち着ける。
女中に案内された部屋は簡素な部屋で、六畳ほどの和室に布団が二組引いてあるだけだった。
部屋には簡易の風呂が設置さえているが、大浴場もあるらしい。女中は二人に大浴場の場所と使用時間の説明して出て行った。
「サスケ、早速、風呂にに入ってこようぜ!」
腰を落ち着けたばかりだというのに、ナルトはそう言って意気揚々と立ち上がった。そんなナルトにサスケは座ったまま視線を向けた。
「嫌だ」
「何で?風呂好きだろ?」
「てめぇと入るのが嫌なんだ」
初日、宿の温泉で何をしたのか忘れたのか?と責めるように睨まれてナルトは苦笑いを浮かべる。
ナルトはポリポリと頭を掻きながら思った。
(だって色っぽかったんだもん)
サスケのしなやかな肢体が目の前にある。
白濁色の温泉にほんのり赤く染まった肌。濡れた髪がいつもと違った印象を与えてとても艶っぽい。
(あれを我慢しろなんて無理だってばよ)
それにあの時は都合よく二人きりだった。ナルトとしては本当は最後までいってしまいたかったくらいだったのだが、なけなしの理性で押し留めたってのに……。
「サスケ〜」
確かに一緒に風呂に入って触れずに居られる自信はないけれど……。
「サスケが触るなっていうなら我慢するってばよ」
「信用ならねえ」
「ひでぇ」
ナルトは口を尖らせる。
我慢しようと思っていたのにそっちがその気なら……。
「じゃあ、もう良いってばよ」
怒ったように言ってサスケに背を向けた。
背中を丸め肩を震せる。
「俺に触れられるのがそんなに嫌なら分かったってばよ!」
涙を滲ませた声でそう言って、よりいっそう体を小さく丸めればサスケが困惑したように呟いた。
「べ、別にそんなこと言ってねえだろうだろうが……」
「言った!」
「い、言ってねえ!」
「じゃあ、触っていいのかよ!」
「勝手にすりゃあ良いだろう!」
言葉にしてからサスケはハッと口を紡ぐ。
何だかとっても嵌められたような気がするのは気のせいではないはずだ。
半べそ掻いていたはずのナルトがニッと口の端を上げてこちらを見た。
「今の言葉、確かに聞いたってばよ」
押してダメならら引いてみな。
伊達にエロ仙人の元で修行を受けていたわけじゃない。
顔を真っ赤にして金魚のように口をパクパクさせているサスケに素早く近づき抱きしめる。そのまま口付ければ、引き剥がそうとサスケの腕がもがく。
「て、てめぇ、いつからこんな姑息な真似を覚えやがった!」
「そんなこと教えられないってばよ」
ナルトはそう言うと口付ける。
舌を差し入れてサスケの舌に絡ませる。強く吸い上げれば、痺れるような快楽が広がっていく。
「ん……」
口づけしたままナルトはサスケのベストに手を伸ばした。