<RETREAT>

※立滝編※



「ギャー」
 滝は情けないと思いつつ、悲鳴を上げた。
 立石が自分の一番敏感な場所をグイっと掴んだからだ。
 押しのけようと立石の手首を掴むが、ビクともしない。
(このバカ力め〜)
 背は立石の方が若干高いが、体格はそう変わらないはずだが……相変わらず力強
い手に滝はギリリと唇を噛み締めた。
 そうしている間にもジッパーが降ろされていく。
「ヒィィ――――」
 開かれたズボンの間から立石の指が侵入し、下帯越しに滝を突いた。
 同時に上着のボタンが外され、うなじには立石の舌が這う。
「や、やめ…」
 滝は真っ赤な顔でもがいたが、こうなっては後の祭である。
 体つきがそう変わらずともなのだが、立石は武道をやっているせいかコツを得てい
てガッチリと固められると身動きがとれなくなる。しかも敏感な箇所を弄られて……滝
は自分の体から力が抜けていくのを感じた。

(あああ…また…)
 自分は男役なのに…・・・。
男役のはずなのに…。
 自分が情けなくて、瞳から涙が一滴零れ落ちる。
「栄一郎可愛いぞ」
 立石はそんな滝の頬に輝くものを舌で掬い、ニヤリと笑った。


「んん……」
 机の上に座らされ、大きく脚を広げさせられた格好で、滝は口に手を当てた。
脚の間では立石の頭が揺れている。
「あ…」
 下帯を解かれ、露になった箇所に立石は丹念に唇を這わせた。
「感じてるな」
「言うな」
 滝が羞恥に顔を真っ赤に染め、潤んだ瞳で意地悪な男を睨む。
 そんな滝に、1ますます煽られた立石は切なげに揺れる滝の高ぶりを銜え込んだ。
「ああ」
 敏感な箇所へ直接与えられた刺激に滝が身を捩る。ギュッと立石の頭に手をやる
と、ヤツの軍帽が床に落ちた。
「や、やめ…」
「全く栄一郎は素直じゃないな」
 立石がそれを嬉しそうに頬張りながら呟く。
「素直になれば、もっと激しく愛してやれるのに」
「い、いらん…」
 こんなヤツにこれ以上激しくなんか愛されたら――――死んだほうがマシだと滝は
思う。
「ここはこんなに素直なのに、本当に素直じゃない」
 立石はそう言って、滝の先端に歯を立てた。
 チリリとした痛みに滝の体が跳ね上がる。
「い…つ」
「たまには好きだって言ってくれよ」
 立石はそのまま根元を強く握り締めた。
 圧迫される痛みと、鈍い快楽。
「立石…痛っ…」
「それほど痛くしてない。証拠に…」
 立石がニヤリと笑う。
 確かに悔しいが立石の言う通りだった。
 圧迫されたことにより塞き止められた快楽が、滝を苦しめる。
「い、いやだ」
 滝は苦しさから逃れようと首を横に振った。
「嫌だばかりいうともっと酷いことしたくなる」
 そんな滝とは違い、立石は楽しそうだ、
 片手で男根を塞き止めたまま立ち上がり、滝の半開きになった唇に口付ける。同時
に空いている手でまだ触れられてもいないのに尖って物欲しいそうにしている乳首を
キュッと摘んだ。
「ん、んん」
 ビクンと滝の体が跳ね上がる。
「あっ…」
「相変わらずここが弱いな」
 立石の言葉に滝は顔を赤く染めた。
「そんなことはっ」
「その証拠にこっちももう我慢ができないって震えてるぞ」
 もう限界まで張り詰めたそこは快楽を放出することが出来ず切なげに震えていた。
「あ・・・」
「素直になったらどうだ?」
「素直って…」
「達かせて欲しければそう言えばいい」
 ニヤリと立石が笑う。
「栄一郎が望むなら何でもしてやる」
「良則…」
 耳を甘く噛んで立石は滝に言葉を促した。
「良則…あ…」
「栄一郎」
 この野郎と滝は心の中で思う。
 何が何でも自分から言わせる気なのだと、滝は唇を噛み締める。
 嫌だ!絶対言いたくない!
 しかし限界であるのも事実で……。滝は情けなくて泣きそうになった。
「良則、もう」
 敗北感でいっぱいになりながら、滝は懇願の言葉を吐いた。
「もう?」
「達かせろ!」
 せめて媚びたくはないと滝は命令するようにそう強い口調で言った。
 そんな滝に立石は嬉しそうに笑う。
「さすが栄一郎だ。おもしろい」
「それはどういう意味だ」
「この状況下で命令するのなんてお前ぐらいだ」
「うっ」
 うるさい!と叫ぼうとした唇を塞がれる。
 同時に滝の高ぶりを押さえつけていた手が緩み、代わりに扱き始めた。
「ああっ」
 あっという間に滝は立石の手の中で絶頂を迎える。
 机に座ったまま、下だけを脱いだ格好で脚を広げられて……。
 滝は荒く浅い呼吸を繰り返しながら、自分の現状にめまいがしそうだった。
 しかも、これで終わりではない。
 潤んだ瞳で睨みつけても立石には全く効果などなく―――――。


「あ」
 最奥を立石の指が突くようにする。
「固いな」
 指を拒絶するように固く閉じた蕾に立石が笑う。
「ご無沙汰なのか?」
 そう問われ、滝は真っ赤になって激昂した。
「何が言いたい!」
「そう怒るな。随分ここが使われていなかったようだからな」
「あ、当たり前だ!普段の交合でそんな所使うか!」
 そう叫んでから滝はしまったと口を押さえた。だが、遅い。完全に後の祭だ。
「ほう。じゃあ。後ろは俺だけか。それは、それは」
「だ…だから…俺は…」
 男役だと前から言っているだろう。
 だがそういう滝の声は無意識に小さくなっていた。
 男役なのに、良い様にされて達かされてしまったことが今を含めて過去数回―――
――。
 相手は立石のみなのだが、それを言えば調子に乗るだろうから滝は口をつぐんだ。

「じゃあ、俺が栄一郎の後を開発してやるよ」
 そう言って立石は非常に楽しそうに笑った。


「あ、あ、あ、あ―――――」
 長い時間を掛けて解きほぐされたそこに立石の熱く猛ったものが突き立てられる。
 その指とは比べ物にならない質量と熱に滝は打ち震えた。
 切り裂かれるような痛みに目の前が赤く染まる。
「よ、良則、もっとゆっくり動け…」
「そうしてやりたいのは山々だが、もう限界だ」
 立石が切羽つまった声でそう呟いた。既に二度放っている滝とは違い、立石の方は
今までひたすら愛撫に専念してきたのだ。
 滝の内壁に包まれて、余裕を失っていた。
 容赦なく締め付けてくる内壁を擦り上げる。
「あ、あ、あ」
 激しい律動に翻弄され滝は嬌声を上げた。
 前立腺を巧みに突く立石の動きに、次第に痛みとは違う感覚が生まれてくる。
「栄一郎」
 内壁の動きが変わったのに、腰を揺らめかせながら立石はニヤリと笑った。
 そんな立石の動きに応えるように滝の腰が揺らめく。
「あ…もう…」
 敏感な体に与えられる熱い快楽に滝は堕ちていった。



 どうやら激しい行為の後、意識を飛ばしてしまっていたらしい滝はソファで目を覚ま
した。
 数時間は眠っていたのだろう既に辺りは暗く、周囲には誰もいなかった。
「立石は戻ったか」
 自分の上に掛けられている毛布に苦笑する。
 起き上がろうとすると体中がギシギシと痛んだ。
 特にありえない場所の鈍い痛みに滝は顔を歪ませた。

「あいつ」

 俺ならもっと上手くやる、と滝は思った。
 相手にこんな辛い思いなんかさせるものか。
 何でもすると言ったくせに最後は暴走しやがって……。
 滝は唇を噛み締める。
 そして強く思った。

 もう絶対、女役なんてするもんか!!

 逃げて、逃げて、逃げきる。
 これしかない。
 窓から差し込む月の光に滝は強くそう思った。


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な・・・長らくお待たせしました(汗)
えらく滝がキュルルーンになってしまって、自分でもかなり驚いてます。
でもウチの立滝はこんな感じで(笑)
気に入って頂けると嬉しいですvv
毎度誓いを立てながらも犯られる滝希望(バカ)
Hの時だけ立石のことを名前で呼んじゃったりすると萌えます。
きっと逃げ切れないので嫌がりながらお嫁に行くといいよ。栄一郎vv

愛する未稜ちゃんに捧げます。

今、URAにUPすると言ったら、遠路遥遥遊びに来てくれた未稜ちゃんに
「え?裏なん??」と言われました(汗)
「う、裏でしょ?」と答えると、まだまだ君ならいけると・・・

私ってどんなだ!

未稜「エロだ!」

それこそ、どんなだよ(笑)